ミニチュアフードのルーツ
2019年 08月 22日
デパートなどで出展していると、お客様に「どれくらい(の期間)、なさっているんですか?」と聞かれることがあります。私のミニチュアフード制作歴は、デビュー(?)してからはほんの3年ほど、地味にネット販売していただけの時代を入れても5年ほど(2019年夏現在)です。すると、まずほとんどのお客様は「それだけで、こんなにすごいのが作れるのですか?」と驚かれるのですが、実はちょっと裏がありまして…。私はもともとプラモデル少年でした(笑)。1964年生まれですから、少年時代に触れたプラモデルは、今のようなガンプラではなく、もっぱら飛行機・戦車・軍艦といった細かいものばかりで、しかも設計図通りに作っても組み上がらないような精度が低いものもざらな時代でした。ですから自分で削ったり部品を作ったりしたものです。そのうちに、「改造」「ディテールアップ」という面白さに目覚めてしまい、飛行機の組上がってしまえば見えなくなるようなところまで作り込んでコンテストに出すような中高生になっていました(笑)。その趣味は今でも脈々と生きていて、最近でも、石坂浩二氏主催の「ろうがんず杯」に出品したりしています。 そういうわけで、そういう細かな作業には慣れているというか、当たり前のようにやってきたことが、ミニチュアフード作りに生きているということは明らかですね。ですから、ミニチュアフード自体のキャリアは3〜5年でも、ミニチュア製作のキャリアはもっと長いということになるのでしょうね。
by studio-yorozu
| 2019-08-22 11:09
| スケールモデル